浦和歯科医師会について
会長あいさつ

会長:角田 丈治
こんにちは。浦和歯科医師会のホームページにようこそ。
肥満や生活習慣病の予防のためには、いろんな食べ物をバランスよく食べることが重要です。そして、なんでもよく噛んで食べるためには、健康な歯が欠かせません。自分の歯で何でも噛めるということは、食生活を豊かにすると同時に、健康の維持・増進、病気の予防にもつながるのです。
私たち歯科医師(歯医者さん)は食と会話の文化を支えるために大切な役割を果たしているお口と歯の健康と予防を実現させ、皆様の生活にとって、美味しく食べること、そして楽しい会話の場を持つこと。これらは、 さらに充実した人生をおくることにとって、大変大きな役割を果たしていると考えています。私たち歯科医師の組織が浦和歯科医師会です。浦和歯科医師会は皆様のお口の健康を守り、健康寿命を延伸させる歯科医療の新しい役割を果たす責任があると思っております。
浦和歯科医師会は、埼玉県で最も歴史ある歯科医師会の一つとして、大正12年5月に誕生しました。そして、平成13年5月にさいたま市誕生と共に浦和・大宮・与野歯科医師会合同のさいたま市歯科医師会、上部組織である埼玉県内の19の郡歯歯科医師会による埼玉県歯科医師会、さらに全国組織の日本歯科医師会に所属しております。
現在、本会が実施している歯科保健活動を紹介します。さいたま市からの委託事業として1,6ヶ月歳児・3歳児の健診、40歳以上の成人健診を各会員診療所にて。そして各区保健センターにて妊産婦健診を、また、各事業団からの委託にて障害者健診をも行っております。超高齢化社会を迎え、高齢者への口腔周囲筋機能向上教室への指導・フォローアップも行っております。入院中の方のお口の健診をと、歯科衛生士による口腔ケアも行っております。一方、教育委員会から各会員が学校歯科医(歯の校医さん)として任命され、市立小・中・高等学校にて年2回の歯科健診など準教諭としても学校にての指導等を行っております。また、毎年秋に歯のポスター展示会も開催しております。
また、日曜祭日、GW、年末年始の休みの日に歯の具合が悪くなった等でお困りの方のために、さいたま市浦和区常盤の保健センターに休日急患診療所を開設しております。
また、大規模災害や事故・事件などにより著しく損傷した遺体の身元を確認する際、歯科所見によって確認に協力する警察歯科医師としても活動しております。3.11の東日本大震災においては現在も歯牙の特徴による遺体の身元確認を行っております。これを機に、全国各地で警察歯科医の組織が発足されるようになり、今では警察だけではなく自衛隊や海上保安庁と連携体制を構築するなど、歯科医師会による災害時に備えた活動や、身元不明遺体の歯科所見による確認活動が積極的に行われています。
このように、浦和歯科医師会が行政と協力して、市民の皆様の乳幼児から高齢者に至る人生のライフステージのあらゆる部分で関わりを持ち、地域に密着した歯科保健・医療サービス等を実施していることがおわかりいただけたかと思います。
政令指定都市さいたま市は日本の中核都市です。その歯科医師会として、地域に密着し、市民のお一人お一人に役立つ各種歯科保健事業を提供する事により少しでも皆様のお口の健康の維持向上の一助になればと考えております。
機構
学術部 | 学術図書・ビデオ等の購入、学術講演会開催等により、歯科医療・医学における会員生涯研修・資質向上を支援する。 |
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地域保健部 | 地域歯科保健事業の実施・調査研究を行い、歯の衛生週間の行事、在宅訪問・施設訪問・歯科健診事業・8020運動推進をを中心に、さまざまな形で市民に歯と口に関する衛生知識の啓蒙・宣伝活動を行う。さらに医療管理対策、医療廃棄物対策、休日急患診療等の救急医療業務の実施・調査研究等も行う。 |
学校歯科部 | 学校歯科医の活動を支援しながら、学校歯科保健活動を行う。 |
医療保険部 | 医療保険診療に関して、講習会等開催し、保険制度の円滑な運用をはかる。 |
広報部 | 市民向けの対外広報とともに、「浦歯会だより」・「浦歯NEWS」発行を通じて、会・会員間での情報伝達・交換をはかる。 |
厚生部 | 会員旅行・納涼懇親会等を通じて、会員・家族の親睦をはかり、事業所健診等を通じて、会員・家族および従業員の健康管理を促進する。 |
総務部 | 事業計画立案とともに会計、会員共済等を担当する。 |
沿革
明治42年7月 | 浦和にて初めて歯科医院開業される(現在の玉蔵院前) |
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大正12年5月 | 浦和歯科医会設立(会員数7名) |
昭和10年2月 | 埼玉県歯科医師会北足立支部設立、浦和歯科医師団設立 |
22年11月 | 社団法人浦和歯科医師会設立(会員数54名) 会長1名、副会長1名、理事5名、監事2名、班区域(支部)5班制 |
23年6月 | 「口腔衛生週間」行事開始(ムシ歯予防デー講演会・映画上映) |
25年6月 | ムシ歯予防デーに駅前街頭検診(昭和31年まで) |
32年6月 | 「口腔衛生週間」行事の一環として各診療所にて「無料歯科相談」(昭和36年まで) |
37年1月 | 「3歳児歯科健診」開始 |
38年6月 | 歯科検診車「ふじ号」による街頭検診・職場検診・養護施設訪問等開始(昭和46年まで) |
40年4月 | 班区域(支部)を8班制とし、理事数を9名に改正 |
9月 | 学校歯科部による「学校巡回指導」(ライオン巡回指導)開始 |
43年6月 | 事務所開き(浦和市本太にて)(会員数89名) |
48年6月 | 「歯の衛生週間」行事として、フッ化物塗布・歯科相談開始(平成13年まで) |
50年7月 | 学校歯科部事業として「学校訪問」開始 |
54年3月 | 新会館落成(浦和市本太にて)(会員数135名) 理事数を10名に改正、総務部以下7部を設置 |
55年7月 | 「学校巡回指導」を教育委員会共催「むし歯予防巡回指導」に変更 |
10月 | 浦和市市民保健センター(現浦和区役所保健センター)落成 |
12月 | 休日急患歯科診療開始 |
56年4月 | 歯科休日急患診療所常設 |
10月 | 市主催「健康づくりの集い」歯科相談コーナー担当開始 |
57年5月 | 事務所を市民保健センターに移転し、旧事務所を本太会館とした |
7月 | 「日本歯科医師会会長表彰(歯科衛生功労)」受賞 |
58年2月 | 知事表彰「公衆衛生事業功労団体」受賞 |
平成2年10月 | 教育委員会共催による「むし歯予防図画ポスター展」開始 |
3年9月 | 知事表彰「救急医療優良賞」受賞 |
6年8月 | 「在宅寝たきり老人歯科健診」開始 |
10月 | 「8020よい歯のコンクール」開始 |
7年6月 | 「むし歯予防巡回指導」を「8020歯の健康教室巡回指導」に変更 |
8月 | 「成人歯科健診」開始 |
10月 | 「日本公衆衛生協会会長表彰(公衆衛生事業功労団体)」受賞
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8年11月 | 社団法人設立50周年記念事業・式典(会員数194名)
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9年4月 | 「1歳6ヵ月児歯科健診」開始 |
10年6月 | 「障害者施設訪問保健事業」開始 |
11月 | 「厚生大臣表彰」受賞(全国歯科保健大会表彰式)
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12年10月 | 「彩の国 歯の祭典2000」県歯科医師会と共催 |
13年5月 | さいたま市誕生 |
14年6月 | 「市民フォーラム2002 おいしいね 食べる喜び みんなの幸せ」開催 |
11月 | さいたま市健康フェアに参加(21年まで開催) |
15年4月 | さいたま市政令指定都市化に伴い、支部再編 (浦和区4支部、南区2支部、緑区支部、桜区支部) |
18年 | 「8020歯の健康教室巡回指導」教室バージョンを開始 |
18年11月 | 社団法人設立60周年記念事業・式典 |
19年8月 | 本太会館売却 |
21年10月 | 岩槻歯科医師会と合併、岩槻区支部発足し9支部となる |
23年1月 | 会員数266名 |
25年4月 | 一般社団法人に移行 |